黒い悪魔との飽くなき戦い 〜その2〜
2004年9月8日 静寂は突如破られた。
リビングでダラダラと食後のTVを楽しむ僕の耳に、母の叫び声がこだまする。
「くりす!出た!」
その一言で、僕は母の叫びの意味を理解した。
奴が現れたのだ!
僕はスイセイキンチョールとワイパオを手に、階段の方へ向かった。母は2階から1階へ降りる階段の傍らで、1階の方を指差し、たたずんでいた。
僕が下り階段の方に目を移すと・・・奴がいた!!
「ファイエル!」
僕は心の中でそう叫び、狙いを定めてワイパオを発射!!(初弾・ハズレ)
さすがにゴキは素早い。
「ファイエル!ファイエル!!ファイエル〜!!!(ハズレ×3)
初弾以後、すべての砲撃(?)が外れる。
「ゴキブリ風情が、よくやる!」
やはり心の中でそう叫びつつ、1階の方へ逃げるゴキをあわてて追いかける。
(ここはスイセイキンチョールで足止めをして、ワイパオでとどめを刺すべきか)
僕はスイセイキンチョールを右手に持ち換え、照準を合わせて噴射した。
「え〜い、落ちろ!」(シューーーーッ!)
円錐状に拡散した砲火はゴキを包みこむ。
5秒ほどの噴射で、ゴキの足が鈍くなった。
その時!
ふと階段の下を覗き込むと、レイルズがいた!
決戦ネコ型汎用ペット・レイルズ・・・我が軍の強力な愛玩ペットである。
心強い味方が現れた!
と、思いきや、ゴキに気がついたレイルズは硬直し、続いて逃げだした・・・・。役立たずめ(涙)
僕はペットに見捨てられるも、スイセイキンチョールでひるんだゴキに向かってワイパオを発射。
(ジュゥゥゥゥゥ)
なんだかちょっぴりジューシーな音と共に、直線的に伸びる白い砲火は、さながらパーティで使われる「ヒモ(紐)スプレー」のようだ。
たちまち白い泡がゴキを包み、黒いゴキを白い繭玉に変えてしまった。
「任務完了」
僕は冷徹につぶやいて、今までの戦場を見上げた。
そして驚愕した。
階段のいたるところに、白い繭玉の出来損ないがへばりついているのだ。それはまるで純白の蜘蛛の巣のようだ。
激戦の後、僕は自分の散らかした痕を掃除した。
繭玉に包まれたゴキ・・・できれば触りたくなかった(涙)
いかに繭玉に包まれているとはいえ、もし繭玉の底の方からゴキがワシャワシャと出てきたらと思うと・・・卒倒しそうになる。
そして撃ち散らかした弾痕たち・・・。調子に乗って撃つんじゃなかった(涙)
結局、ゴキ玉をティッシュでくるむのは心もとないので、牛乳パックに厳重に封印し、処分した。
おそらく今後もこうした戦いは続くのであろう。
今後も、我が軍の自衛力は随時強化する必要があるといえる。
リビングでダラダラと食後のTVを楽しむ僕の耳に、母の叫び声がこだまする。
「くりす!出た!」
その一言で、僕は母の叫びの意味を理解した。
奴が現れたのだ!
僕はスイセイキンチョールとワイパオを手に、階段の方へ向かった。母は2階から1階へ降りる階段の傍らで、1階の方を指差し、たたずんでいた。
僕が下り階段の方に目を移すと・・・奴がいた!!
「ファイエル!」
僕は心の中でそう叫び、狙いを定めてワイパオを発射!!(初弾・ハズレ)
さすがにゴキは素早い。
「ファイエル!ファイエル!!ファイエル〜!!!(ハズレ×3)
初弾以後、すべての砲撃(?)が外れる。
「ゴキブリ風情が、よくやる!」
やはり心の中でそう叫びつつ、1階の方へ逃げるゴキをあわてて追いかける。
(ここはスイセイキンチョールで足止めをして、ワイパオでとどめを刺すべきか)
僕はスイセイキンチョールを右手に持ち換え、照準を合わせて噴射した。
「え〜い、落ちろ!」(シューーーーッ!)
円錐状に拡散した砲火はゴキを包みこむ。
5秒ほどの噴射で、ゴキの足が鈍くなった。
その時!
ふと階段の下を覗き込むと、レイルズがいた!
決戦ネコ型汎用ペット・レイルズ・・・我が軍の強力な愛玩ペットである。
心強い味方が現れた!
と、思いきや、ゴキに気がついたレイルズは硬直し、続いて逃げだした・・・・。役立たずめ(涙)
僕はペットに見捨てられるも、スイセイキンチョールでひるんだゴキに向かってワイパオを発射。
(ジュゥゥゥゥゥ)
なんだかちょっぴりジューシーな音と共に、直線的に伸びる白い砲火は、さながらパーティで使われる「ヒモ(紐)スプレー」のようだ。
たちまち白い泡がゴキを包み、黒いゴキを白い繭玉に変えてしまった。
「任務完了」
僕は冷徹につぶやいて、今までの戦場を見上げた。
そして驚愕した。
階段のいたるところに、白い繭玉の出来損ないがへばりついているのだ。それはまるで純白の蜘蛛の巣のようだ。
激戦の後、僕は自分の散らかした痕を掃除した。
繭玉に包まれたゴキ・・・できれば触りたくなかった(涙)
いかに繭玉に包まれているとはいえ、もし繭玉の底の方からゴキがワシャワシャと出てきたらと思うと・・・卒倒しそうになる。
そして撃ち散らかした弾痕たち・・・。調子に乗って撃つんじゃなかった(涙)
結局、ゴキ玉をティッシュでくるむのは心もとないので、牛乳パックに厳重に封印し、処分した。
おそらく今後もこうした戦いは続くのであろう。
今後も、我が軍の自衛力は随時強化する必要があるといえる。
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