冗談ではない!!
2004年2月7日 まったく。
今日は大変な日だった。
何があったかというと、バイト先のコンビニの目の前で交通事故があり、その騒ぎに巻き込まれたというわけ。まぁ、順を追って説明しましょう。
事故が起きたのは14時40分頃。現場に駆けつけた消防士さんは、通報が45分だったと言っていたから、大体そんなモンでしょう。それは2台の自動車同士の事故でした。信号のある、国道との交差点での事故です。
国道を走っていた車と、国道に合流しようとした車との衝突だったようですが、二台のうちどちらが国道を走っていて、どちらが劣勢道路から合流しようとしていたのかは分かりません。
僕が現場を見た時、一方の車(仮にB車とする)は、国道の下り方向に向かって、左斜めに歩道に乗り上げていました。B車に乗車していたのは3人で、いずれも重傷を負い、救急車で搬送されていたようです。もう一方のA車は、B車に比べて遥かに被害は小さいです。A車の前面がかなり激しく損壊していたにも関わらず、運転手はピンピンしていました。
さて、今日僕が散々な目にあったのは、このA車の運転手(Aとする)のためです。
Aは、事故を起こした直後、僕がバイトをしているコンビニの駐車場に車を入れ、そこで自走不能に陥りました。しかも、駐車場のど真ん中に、遠慮なく斜めに。
僕が事故に気が付いたときには、すでにA車は駐車場にあり、車体からは赤いブレーキオイルが流れ出ていました。
事故のこと、そして、事故車が駐車場に駐車している事を店長に報告すると、店長はえらく怒っていました。
曰く、「事故が怒ったのはしょうがない。だけど、ウチになにか一言あってもいいんじゃない?」と。
そりゃそうです。
実は、その交差点では何度も事故が起きていて、その度にウチの駐車場は便利に使われているんですから。事故の加害者、被害者だけでなく、時には警察車両や救急車までもが、さも当たり前のように駐車場に進入してくる。何の挨拶もなく・・・。いくら寛大な人でも、私有地を断りなく使われたら不機嫌になるものでしょう。
そういう訳で、どうすればいいのかと店長から相談をされました。
しかし、そうは言われてもねぇ・・・。
自走不能なのは見れば分かるし、僕が何かをすれば、車が動くと言う事はない。そこで、僕は店長に聞いてみました。
くりす「店長。つまり・・・何を望んでいるんですか?A車はレッカー車が来るまで動きませんけど?」
店長「A車が駐車場にあって、消防車が国道で作業している限り、ウチの駐車場にはお客さんの車が入ってこれないのよ?今日は土曜日だっていうのに、こんなに客数が減って・・・。いわばウチも事故の被害者!!しかも、あんなにど真ん中に車を置いて、可愛げのない!!」
つまり店長は、事故はしょうがないと諦めるとしても、運転手が何の挨拶もなしに駐車しているのが気に入らないらしい。Aに何とか道理を分からせたいと考えているようです。そして店長は、「ウチが受けた損害を取り返せるか?」と聞いてきた。
そこで僕は、?「駐車場の使用料金の請求」、と?「店が被った収入減少分の請求」は可能である事を伝えてみました。ただし、?「収入減少分」については、普段の土曜日の売上に比べて、確かに被害を被ったことを立証するのは困難だろうけど。
「とりあえず、損害の請求先だけでも調べますか?」
僕はそう言ってみた。
車の移動はムリでも、相手の立場を自覚させ、頭を下げさせるには、相手の首根っこを掴むのが一番だから。しかし、この行動が厄介なことになったのです・・・。
僕がA車に近づくと、運転手Aが居た。
Aは、僕が一番嫌いな手合いの輩だ。
上下白のジャージで、長い茶髪をカチューシャで留めたイカツイ顔の男。いわゆる『ギャル男』。
気は進まないけど、Aに「うちの店が迷惑を被っていること」、「うちの店が損害を被ったら、保険会社に連絡して損害分を請求するので連絡先を教えるように」と伝えてみた。
しかし・・・。
期待はしていなかったが、事態は良い方向には進まなかった。
というより、極めて悪い方向に進んでいった。
Aの逆ギレである。
まぁ、予想はしていました。
ただ、繰り返すが僕は、Aのような輩が大嫌いだ。
「人を見かけで判断してはいけない」とは言うが、あえてチンピラのような服装をしているのは、内面が外面に現れているということだろう。
そして、やたらでかい声をだし、言動や態度・威力を以て他者を屈服せしめようとする・・・その腐った性根が勘弁ならない。
という訳で、僕も遠慮なく言わせてもらいました。
A「てめぇ!いい度胸してるじゃねぇか!!」
くりす「えぇ、まぁね。・・・で、とりあえず、あなたの事故には同情しますけどね、ウチは迷惑してるんですよ。保険会社の方に損害賠償を請求しますから、連絡先を教えてくれませんかねぇ?」
(こいつは絶対に住所を教えないな。)
Aと話しているときに、僕にはそういう予感が生まれていました。
別に、Aには僕らに対して住所を教える義務はないからです。
だけど、Aが良心なり謝意なりを持っていれば、もしかしたら迷惑をかけた相手に対して、誠意を持った対応をするだろうと、ウチの店長は多少は期待をしていたのだ。だからこそ、店長は僕をAとの面談に遣わした。
しかし・・・、世の中には話の通じない相手と言うのはいるもんですね。
まぁ、すでにナンバーをチェックしてあるので、Aの住所はあとでいくらでも調べることができる。これは、警察の人が保障してくれてることです。
結局、Aの「こっちの連れがまだ治療中なんだよ!警察が来てからにしろ!!」と言う言葉に引き下がりました。
「その事故の責任は誰にあるんですかね。」という言葉がノドまででかかったけど、連れの女性が手当てを受けているのは事実なので、遠慮しました。
もっとも、その女性は、さっきまで何事もなくタバコをふかしていた。僕の見たところ、交通事故の加害者と言う立場を軽減したいがための擬態だと思えます。
僕は一旦店に戻って、事と次第を店長に伝えました。
すると店長は、さらにご立腹。もはやどうしようもないのだが、怒りは収まらないご様子。
しばらくした後、消防車の到着から遅れる事一時間。警察官が臨場し、今度は店長自らAに文句を言いに言った。もちろん、僕も付いていきます。
ここで第二ラウンド。『店長』VS『A』の舌戦。
この舌戦で、店長は女性ながら大いに怒鳴りました。
「ひとに迷惑をかけて何にもないの!!」
「なにも感じないの!」
「いい加減にしなさい!!」
「少しは大人の判断ができないの!!」
店長の言葉を聞けば分かると思いますが、Aは謝意をまったく表しません。むしろ、店長に掴みかからんばかりの勢いで、「じゃぁどうすればいいんだよ!!」と逆ギレ。
どうやら「バカは死ななきゃ治らない」という言葉は真実かもしれません。
結局、「お話にならない」と、後は警察に任せて撤収。
実はAは、任意保険に加入していないらしく、僕が保険会社の連絡先を聞こうとしても、言えるはずがなかったのです。
すると程なくして、警察の人が店に現れ、「どうも常識のないやつみたいで・・・」とAを評し、「あとは任せてください」と言って去っていった。
事故の処理が終わった後、警察の人に諭されたらしいAが店に現れ、謝罪をして帰った。おそらく、「損害賠償の民事請求をされるぞ」と脅されたのでしょう。
謝罪をされてもうれしくもなんともないが、この勝負は我々の勝ちです!!
まったくもって不愉快な出来事だったけど、…
今日は大変な日だった。
何があったかというと、バイト先のコンビニの目の前で交通事故があり、その騒ぎに巻き込まれたというわけ。まぁ、順を追って説明しましょう。
事故が起きたのは14時40分頃。現場に駆けつけた消防士さんは、通報が45分だったと言っていたから、大体そんなモンでしょう。それは2台の自動車同士の事故でした。信号のある、国道との交差点での事故です。
国道を走っていた車と、国道に合流しようとした車との衝突だったようですが、二台のうちどちらが国道を走っていて、どちらが劣勢道路から合流しようとしていたのかは分かりません。
僕が現場を見た時、一方の車(仮にB車とする)は、国道の下り方向に向かって、左斜めに歩道に乗り上げていました。B車に乗車していたのは3人で、いずれも重傷を負い、救急車で搬送されていたようです。もう一方のA車は、B車に比べて遥かに被害は小さいです。A車の前面がかなり激しく損壊していたにも関わらず、運転手はピンピンしていました。
さて、今日僕が散々な目にあったのは、このA車の運転手(Aとする)のためです。
Aは、事故を起こした直後、僕がバイトをしているコンビニの駐車場に車を入れ、そこで自走不能に陥りました。しかも、駐車場のど真ん中に、遠慮なく斜めに。
僕が事故に気が付いたときには、すでにA車は駐車場にあり、車体からは赤いブレーキオイルが流れ出ていました。
事故のこと、そして、事故車が駐車場に駐車している事を店長に報告すると、店長はえらく怒っていました。
曰く、「事故が怒ったのはしょうがない。だけど、ウチになにか一言あってもいいんじゃない?」と。
そりゃそうです。
実は、その交差点では何度も事故が起きていて、その度にウチの駐車場は便利に使われているんですから。事故の加害者、被害者だけでなく、時には警察車両や救急車までもが、さも当たり前のように駐車場に進入してくる。何の挨拶もなく・・・。いくら寛大な人でも、私有地を断りなく使われたら不機嫌になるものでしょう。
そういう訳で、どうすればいいのかと店長から相談をされました。
しかし、そうは言われてもねぇ・・・。
自走不能なのは見れば分かるし、僕が何かをすれば、車が動くと言う事はない。そこで、僕は店長に聞いてみました。
くりす「店長。つまり・・・何を望んでいるんですか?A車はレッカー車が来るまで動きませんけど?」
店長「A車が駐車場にあって、消防車が国道で作業している限り、ウチの駐車場にはお客さんの車が入ってこれないのよ?今日は土曜日だっていうのに、こんなに客数が減って・・・。いわばウチも事故の被害者!!しかも、あんなにど真ん中に車を置いて、可愛げのない!!」
つまり店長は、事故はしょうがないと諦めるとしても、運転手が何の挨拶もなしに駐車しているのが気に入らないらしい。Aに何とか道理を分からせたいと考えているようです。そして店長は、「ウチが受けた損害を取り返せるか?」と聞いてきた。
そこで僕は、?「駐車場の使用料金の請求」、と?「店が被った収入減少分の請求」は可能である事を伝えてみました。ただし、?「収入減少分」については、普段の土曜日の売上に比べて、確かに被害を被ったことを立証するのは困難だろうけど。
「とりあえず、損害の請求先だけでも調べますか?」
僕はそう言ってみた。
車の移動はムリでも、相手の立場を自覚させ、頭を下げさせるには、相手の首根っこを掴むのが一番だから。しかし、この行動が厄介なことになったのです・・・。
僕がA車に近づくと、運転手Aが居た。
Aは、僕が一番嫌いな手合いの輩だ。
上下白のジャージで、長い茶髪をカチューシャで留めたイカツイ顔の男。いわゆる『ギャル男』。
気は進まないけど、Aに「うちの店が迷惑を被っていること」、「うちの店が損害を被ったら、保険会社に連絡して損害分を請求するので連絡先を教えるように」と伝えてみた。
しかし・・・。
期待はしていなかったが、事態は良い方向には進まなかった。
というより、極めて悪い方向に進んでいった。
Aの逆ギレである。
まぁ、予想はしていました。
ただ、繰り返すが僕は、Aのような輩が大嫌いだ。
「人を見かけで判断してはいけない」とは言うが、あえてチンピラのような服装をしているのは、内面が外面に現れているということだろう。
そして、やたらでかい声をだし、言動や態度・威力を以て他者を屈服せしめようとする・・・その腐った性根が勘弁ならない。
という訳で、僕も遠慮なく言わせてもらいました。
A「てめぇ!いい度胸してるじゃねぇか!!」
くりす「えぇ、まぁね。・・・で、とりあえず、あなたの事故には同情しますけどね、ウチは迷惑してるんですよ。保険会社の方に損害賠償を請求しますから、連絡先を教えてくれませんかねぇ?」
(こいつは絶対に住所を教えないな。)
Aと話しているときに、僕にはそういう予感が生まれていました。
別に、Aには僕らに対して住所を教える義務はないからです。
だけど、Aが良心なり謝意なりを持っていれば、もしかしたら迷惑をかけた相手に対して、誠意を持った対応をするだろうと、ウチの店長は多少は期待をしていたのだ。だからこそ、店長は僕をAとの面談に遣わした。
しかし・・・、世の中には話の通じない相手と言うのはいるもんですね。
まぁ、すでにナンバーをチェックしてあるので、Aの住所はあとでいくらでも調べることができる。これは、警察の人が保障してくれてることです。
結局、Aの「こっちの連れがまだ治療中なんだよ!警察が来てからにしろ!!」と言う言葉に引き下がりました。
「その事故の責任は誰にあるんですかね。」という言葉がノドまででかかったけど、連れの女性が手当てを受けているのは事実なので、遠慮しました。
もっとも、その女性は、さっきまで何事もなくタバコをふかしていた。僕の見たところ、交通事故の加害者と言う立場を軽減したいがための擬態だと思えます。
僕は一旦店に戻って、事と次第を店長に伝えました。
すると店長は、さらにご立腹。もはやどうしようもないのだが、怒りは収まらないご様子。
しばらくした後、消防車の到着から遅れる事一時間。警察官が臨場し、今度は店長自らAに文句を言いに言った。もちろん、僕も付いていきます。
ここで第二ラウンド。『店長』VS『A』の舌戦。
この舌戦で、店長は女性ながら大いに怒鳴りました。
「ひとに迷惑をかけて何にもないの!!」
「なにも感じないの!」
「いい加減にしなさい!!」
「少しは大人の判断ができないの!!」
店長の言葉を聞けば分かると思いますが、Aは謝意をまったく表しません。むしろ、店長に掴みかからんばかりの勢いで、「じゃぁどうすればいいんだよ!!」と逆ギレ。
どうやら「バカは死ななきゃ治らない」という言葉は真実かもしれません。
結局、「お話にならない」と、後は警察に任せて撤収。
実はAは、任意保険に加入していないらしく、僕が保険会社の連絡先を聞こうとしても、言えるはずがなかったのです。
すると程なくして、警察の人が店に現れ、「どうも常識のないやつみたいで・・・」とAを評し、「あとは任せてください」と言って去っていった。
事故の処理が終わった後、警察の人に諭されたらしいAが店に現れ、謝罪をして帰った。おそらく、「損害賠償の民事請求をされるぞ」と脅されたのでしょう。
謝罪をされてもうれしくもなんともないが、この勝負は我々の勝ちです!!
まったくもって不愉快な出来事だったけど、…
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