『受付と結婚式と〜ヒメの涙〜』(タコ・トド結婚式中篇)
2003年12月24日 結婚式の受付は、案外変な気分です。
なぜなら、『受付』は友人が仰せつかるもの。そして、結婚式の受付にくる来賓の方々は、大抵、新郎新婦の親戚関係。つまり、『受付』の人間がお相手するのは、新郎新婦の血族なのです。
何が言いたいのかというと、受付の人間が新郎新婦側の人間として、新郎新婦の血族の方々から「この度はおめでとうございます。」と言われ、それに対して「ありがとうございます。」と返す。なんか妙な気がしません?そう考えるのは僕だけなのだろうか?
さた、今回の受付では、受付を済ました方をインスタント写真(チェキ)で撮らせてもらい、本人に渡して、新郎新婦へのメッセージを書いてもらいました。で、メッセージが書かれた写真は、新郎新婦に渡ります。誰が考えたのか知らないけど、これは結構面白い試みですね。良い思い出になるでしょう。
受付を終えた僕らは、程なくしてチャペルへと誘導されました。ことここに至っても、タコとトドさんが結婚することに実感が湧かない。これは友人の結婚式を見慣れたからだろうか?それとも、感情が鈍くなっているのだろうか・・・。
ところが、チャペルに入場し、厳かな雰囲気を肌に感じるようになると、突然、結婚式の実感が湧いてきました。
さらに、礼服に身を包んだタコが緊張した面持ちでぎこちなく現れ、その後にトドさんとトドパパの姿が見えてくると、今、自分が大事な場面に立ち合っているという実感が湧きあがります。
式の時、僕はバージンロードの隣に居ました。つまり、新郎新婦の一挙一動が見えるのです。まさか、新郎のタコが泣く事はないだろうけど、トドさんは泣くのでは・・?僕は、トドさんの顔を注視しました。
しかし、涙が見えるどころか、多少は緊張はしているものの雰囲気を楽しんでいるように見えます。さすが、豪胆!!
結局、このとき僕は、トドさんの涙を確認できませんでした。しかし、実はトドさんは危なかったらしい。その理由はヒメにあります。ヒメは、僕とは反対側の新婦友人側に参列していて、僕と同様に新郎新婦が良く見えるところに陣取っていました。
トドさんに勝るとも劣らない豪胆さを有するヒメは、当初、「今日は泣かないだろう」と思ったそうです。しかし・・・、彼女は泣いてしまったそうです。女性にとって、友人の結婚式は特別な物なのだろうか?そして、そんなヒメを見たトドさんは、確か涙を流しそうになったとか・・・。麗しき友情?
結婚式が無事に終わると、われわれ式参列者は、外の広場に通されました。そこは、チャペルから続く階段やバルコニーがある空間で、そこでフラワーシャワーをやるようです。
参列者が階段に並ぶと、上のバルコニーに新郎新婦が現れました。タコは恥ずかしそうに手を振っています。そして二人は、階段をゆっくり下り、僕らは花びらを投げつける・・・。これが一番楽しいな♪
さて、ここで女性にとって大事なイベントが起こります。それは言うまでもなく、「ブーケ争奪戦」です。ためらいながらも、未婚と思われる女性が数人前に出ます。もちろん、われらがヒメも参戦です。
トドさんがおもむろに背を向け、ブーケを・・・投げた!
が、少し距離が短い!!
ブーケが床に落ちる!
と、その時!!
果敢にも飛び出した女性が居ます。
もちろん、ヒメです!
中学時代バスケ部で活躍した姫は、「リッバーン!!」(バスケットボールのリバウンドの意)と叫びそうな勢いでブーケに飛びつきます。そして見事にキャッチ。ヒメは本気です。さすがです。
ブーケ争奪戦を終えた参列者一行は、そのまま披露宴会場の外(庭)に誘導されます。そこで、披露宴開催までの間をすごすようです。どうやら、この披露宴会場はなかなかのサービスのようです。
そして・・・披露宴が始まりまりました。スピーチをする僕らにとっても、一生忘れられないであろう披露宴が・・・。
つづく
なぜなら、『受付』は友人が仰せつかるもの。そして、結婚式の受付にくる来賓の方々は、大抵、新郎新婦の親戚関係。つまり、『受付』の人間がお相手するのは、新郎新婦の血族なのです。
何が言いたいのかというと、受付の人間が新郎新婦側の人間として、新郎新婦の血族の方々から「この度はおめでとうございます。」と言われ、それに対して「ありがとうございます。」と返す。なんか妙な気がしません?そう考えるのは僕だけなのだろうか?
さた、今回の受付では、受付を済ました方をインスタント写真(チェキ)で撮らせてもらい、本人に渡して、新郎新婦へのメッセージを書いてもらいました。で、メッセージが書かれた写真は、新郎新婦に渡ります。誰が考えたのか知らないけど、これは結構面白い試みですね。良い思い出になるでしょう。
受付を終えた僕らは、程なくしてチャペルへと誘導されました。ことここに至っても、タコとトドさんが結婚することに実感が湧かない。これは友人の結婚式を見慣れたからだろうか?それとも、感情が鈍くなっているのだろうか・・・。
ところが、チャペルに入場し、厳かな雰囲気を肌に感じるようになると、突然、結婚式の実感が湧いてきました。
さらに、礼服に身を包んだタコが緊張した面持ちでぎこちなく現れ、その後にトドさんとトドパパの姿が見えてくると、今、自分が大事な場面に立ち合っているという実感が湧きあがります。
式の時、僕はバージンロードの隣に居ました。つまり、新郎新婦の一挙一動が見えるのです。まさか、新郎のタコが泣く事はないだろうけど、トドさんは泣くのでは・・?僕は、トドさんの顔を注視しました。
しかし、涙が見えるどころか、多少は緊張はしているものの雰囲気を楽しんでいるように見えます。さすが、豪胆!!
結局、このとき僕は、トドさんの涙を確認できませんでした。しかし、実はトドさんは危なかったらしい。その理由はヒメにあります。ヒメは、僕とは反対側の新婦友人側に参列していて、僕と同様に新郎新婦が良く見えるところに陣取っていました。
トドさんに勝るとも劣らない豪胆さを有するヒメは、当初、「今日は泣かないだろう」と思ったそうです。しかし・・・、彼女は泣いてしまったそうです。女性にとって、友人の結婚式は特別な物なのだろうか?そして、そんなヒメを見たトドさんは、確か涙を流しそうになったとか・・・。麗しき友情?
結婚式が無事に終わると、われわれ式参列者は、外の広場に通されました。そこは、チャペルから続く階段やバルコニーがある空間で、そこでフラワーシャワーをやるようです。
参列者が階段に並ぶと、上のバルコニーに新郎新婦が現れました。タコは恥ずかしそうに手を振っています。そして二人は、階段をゆっくり下り、僕らは花びらを投げつける・・・。これが一番楽しいな♪
さて、ここで女性にとって大事なイベントが起こります。それは言うまでもなく、「ブーケ争奪戦」です。ためらいながらも、未婚と思われる女性が数人前に出ます。もちろん、われらがヒメも参戦です。
トドさんがおもむろに背を向け、ブーケを・・・投げた!
が、少し距離が短い!!
ブーケが床に落ちる!
と、その時!!
果敢にも飛び出した女性が居ます。
もちろん、ヒメです!
中学時代バスケ部で活躍した姫は、「リッバーン!!」(バスケットボールのリバウンドの意)と叫びそうな勢いでブーケに飛びつきます。そして見事にキャッチ。ヒメは本気です。さすがです。
ブーケ争奪戦を終えた参列者一行は、そのまま披露宴会場の外(庭)に誘導されます。そこで、披露宴開催までの間をすごすようです。どうやら、この披露宴会場はなかなかのサービスのようです。
そして・・・披露宴が始まりまりました。スピーチをする僕らにとっても、一生忘れられないであろう披露宴が・・・。
つづく
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