恐怖の『ラーメン博物館』、恐怖の『シーパラ』
2003年4月27日人生には「選択すべき時」が様々あります。僕は何度、その「選択」を間違ったことか・・・。そして今日僕は、今までの人生の中で指折り三本に入るほどの間違えを犯してしまいました・・・。
今日、僕たちは新横浜の『ラーメン博物館』と、『八景島シーパラダイス』に行きました。僕たちというのは、アッフーとともさんのことで、この二人は僕が短大に居たころからの友人です。そして、僕たち三人はこの休日を有意義に過ごすはずでした。
<ラーメン博物館>
ラー博には一度行ってみたかった!
この日、大宮に到着した二人を迎えに行くため朝食を抜いた僕は、ラー博に付いた頃には空腹のピークに達しており、「2〜3杯はいけるんじゃん?」という状態でした。
しかし実際は、『六角』の『のりラーメン(¥800)』一杯で、いっぱいいっぱいでした。おそらく、僕の腹はあまりに空腹すぎて妙な具合になっていたのでしょう。それでも、さすがは『六角』のラーメン。少々油っぽかったけど、なかなかの美味でした。
<八景島シーパラダイス>
ラー博でお腹一杯になった僕たちは、一路、シーパラに向かいました。シーパラに来たのは何年ぶりだったかなぁ・・・。この日は風が強く、アトラクションのいくつかは休止していましたが、『フリーパス』を使って存分に楽しむつもりでした・・・。
まず目にしたのは『ブルーフォール』というアトラクション。これは、107mもの高さから垂直に落下する乗り物で、なかなか手強そうでした。
そして、これを見てにわかに興奮したのがアッフーでした。アッフーは「ムハムハ!!」と鼻息も荒く僕に迫り、「くりす、乗ろ!乗ろ!!」と催促します。
僕は正直、一抹の不安を感じていました。『落下系』の乗り物は苦手ではないけど、まだ腹にラー博で食べた「こってりラーメン」の影響が残っており、食後2時間を過ぎても消化不良気味でした。
しかし、僕に迫るアッフーの瞳はキラキラと輝いていました。その勢いに押され、僕は『ブルーフォール』に乗ることに同意。乗車拒否したともさんを残し、僕とアッフーは『ブルーフォール』に乗車。このとき、アッフーは妙にはしゃいでいました。
そして、『ブルーフォール』が上がり始める・・・。
アッフー「おぉ!上がってく、上がってく!」
くりす「・・・・・。」
アッフー「高いね〜、くりす!ホラッ!!」
くりす「・・・・・。」
アッフー「ほら、見てみな!キレイだよ!!」
くりす「・・・・・。」
アッフー「なんか口数が少ないね?くりす?」
くりす「・・・別に・・・。」
そして落下。
想像を絶する勢いで落下。
なんせ107mからの落下である。最高速度は125km/h、最大重力4Gだとか。しかも僕たちが乗った方は「フェイント・ドロップ」という仕掛けがある方で、「落ちた!」と思った瞬間落下が止まり、また落下するというもの。
このアトラクションの影響で、僕の胃は沸騰してしまった。足はふらふら。変な汗も出てきた・・・。
なんとか大地に踏みとどまることに成功した僕は、ふらふらと歩きながらも『ブルーフォール』を後にし、アッフー、ともさんと共に園内を周遊した・・・。
『ブルーフォール』についで、僕たちは『サーフコースター』へと向かった。
『サーフコースター』には以前一度乗ったことがある。そのときはバリバリ健康だったので、コースターのスリルを十分に堪能することができた。しかし、今日はどうだろうか?
先ほど『ブルーフォール』への乗車を拒否したともさんも、『サーフコースター』には乗り気で、僕も引きずられるように乗車することに。そして、これが今日二度目の失敗である。この状態で、2分58秒もの乗車はキツかった・・・。
僕は『ブルーフォール』から降りたときよりもさらにハッキリと「変な汗」を感じ、吐き気をこらえ、足をガクガクさせながら歩きました。
そして、この「体調不良」を癒すために、『アクアミュージアム(水族館)』に入ることに。青い水槽に囲まれながら、イルカに癒してもらおうと・・・。
しかし、『アクアミュージアム』に入った僕は、「もうダメかもしれない・・・。」状態に陥りました。
なぜなら、分厚いアクリルガラスを使った水槽は、直視すると眩暈(めまい)がするのです。暗い館内、右も左もアクリルガラス。そして無風の館内・・・。
僕は最悪のケースを想定し、ビニール袋を探しました。
普段元気な僕があまりにもグロッキーなので、アッフーもともさんもさすがに心配そう。
ともさん「なんだかくりすさんが頼りなげに見えるわ〜。」
アッフー「めずらしいよね」
なんでこの二人は平気なのだろうか?
ともさんに関しては、ラー博で「油分を多め」でラーメンを注文していたにもかかわらず、ゼンゼン元気である。どういう胃袋をしているのだろうか?
そしてアッフー。君はいったいどういう『三半規管』をしているのだ?
とりあえず、今日の僕は最悪であった。
しばらく『シーパラ』には行かないことにしよう。
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