これは一体?
2003年3月14日先日、バイトを終えて帰宅すると、深夜にもかかわらずキッチンでパン焼き機が作動していた。その部屋では妹が不貞腐れた顔でテレビを見ているが、妹は即席品程度の料理しか作ることができない。だからパンを焼くことなどありえない・・・。一体誰が?
タイマー機能を使って、母が明日の朝食のためにパンを焼いているのだろうか?いや、それにしてはタイマーの始動が早すぎる。では妹が?
まぁ、パンが焼きあがったら放熱しようと心に決め、風呂に入ることに。<中略>
風呂から上がった後、僕がキッチンで見たものは、「パン?」というシロモノであった。そしてその傍らには、当惑したような笑みを浮かべた母が立っていた。
くりす「なに?これは?どうしたの?」
母「一応パン・・・のはずなんだけどね・・・。」
母は普通の食パンではなく、練乳を加えた、ほのかな甘みのパンを作ろうと試みたそうな。が、途中で『STOP』ボタンを押してしまい、どうしたらよいか分からず、もう一度最初から機械を作動させたら『パン?』ができてしまったとか。
その『パン?』は表面はこんがりと焼けているもののサイズが小さく、充分に発酵ができていなかったことがアリアリと見て取れる。パン切り包丁で端を切り、試食してみると、ほのかに甘く味は良い。しかしなんというか、重い。「中身がしっかり詰まっていますよ!」という感じに重い。
くりす「味は悪くないよ。焼き立てなら美味しいかも。でも冷めたらマズそうだなぁ。」
母「明日の朝、スパイク(くりすの弟)が食べるパンがなかったから作ろうと思ったの。どうしようか・・・。」
くりす「じゃあ、明日の朝にパンが焼けるようにセットしておくから。」
結局、母が作ったパンは廃棄処分になってしまいました。もったいないので焼きたてのうちに食べようかと思ったけど、2切れが精一杯で・・・・。
ウチのパン焼き機には日本語の表記が無いので、機械の操作には尚経験を要するようです。
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