やってTRY、神立高原!!<2月17日・2日目>
2003年2月17日越後湯沢にスキーをしに来たにもかかわらず、初日から『桃鉄7』を満喫した一行は、この日、ようやくスキー板を履いたのでした。
二日目だというのに皆疲れています。昨日はスキーをしなかったのに・・・。
「や〜、雪が降ってる!スキーしたくない!!」
と、旅行の趣旨を根底から覆すような発言をしたのは、我ら「エミーズ」の総帥・姫でした。
彼女は、昨日、温泉に行ったまま二時間近く帰ってこず、部屋に帰ってきたと思ったら『湯あたり』でそのままダウンしてしまい、大変でした
まぁ、天候が悪いとスキーをしていても楽しくないというのも分かるので、別に反論はしませんでしたが、姫の意見は、姫を除く三人の意思には影響を及ぼしませんでした。
そういうわけで、今日は神立高原スキー場に向かいました。あの『やってTRY(うわさの東京マガジン)』の収録が行われていた、神立高原です。
神立はスキー場のブランドイメージが先行しがちなスキー場で、うちのメンバーは皆初めてでした。
そんなにマンモス広いスキー場ではないけど、上級者・中級者・初級者コースのバランスの良いスキー場でした。また、山頂付近にある「池の平展望ラーメンハウス」は、スキー場のラーメン屋にしては凝ったラーメンを出していて、味も良く、ちょっとびっくりしました。
ただ・・・、このスキー場にはボーダーが非常に多い!と、言うより、スキー場が広くないのでボーダーがあふれかえっているように見えます。実際は、スキーヤー&ボーダーの割合は6:4くらいだったのでしょうが、ボーダーがコースのそこら中に座り込んでいるので、わらわらといるように見えます。
ところで、このスキー場には、かなり豪気なボーダーが存在しました。
ゲレンデのかなり上のほうから、スノーボードのみを滑降させて、その後を走って追いかけていたボーダーです。
はじめは「あ〜あ、ドジやってら。」と思って、目の前を滑降してゆくボードを見送っていましたが、遠くの方からボードを追いかけてくる男の子を見てちょっとかわいそうに思い、遅ればせながらボードを追ってみました。が、結局追いつくことができずに、ボードはさらに下へと滑降して行きました。
ボードを追って一人先行してしまったので、皆と合流しようとゲレンデの隅で立っていると、ボードを滑落させた男の子が息をハーハーさせながら僕のところに来ました。
「すいません。滑っていったボードを見ませんでしたか?」
「あぁ〜、ごめん。見失っちゃったんだ。」
「そうですか。すいませんでした。」
そう言って彼はさらに下へと走って行きました。
思ったよりマジメそうな子でした。態度が悪いボーダーが多かったので、ボーダー全体を偏見の目で見ていたけど、彼は言葉遣いも適切で、態度も良かった。
「こんなことなら一生懸命探してやるんだった」と、ちょっと後悔。
スキーヤーの滑りなら、それほど技術が無くとも滑落するボードを取り上げるくらい訳がないことですから。
偏見でもって、助けを必要とする人を見放すなんて、僕も存外未熟だなぁ。
さて、今日はスキーを存分に滑って、夕方には宿に着きました。
「今日は長風呂して湯あたりしないでよ。」、「さっさと風呂からあがって、さっさと夕食にしようね。」と姫にクギを刺し、温泉へ。
別に、男の入浴や他人の食事について聞いても面白くないだろうから、この辺は飛ばします。
食後はやはり『桃鉄』です。
昨夜は遅くまでやりすぎたので、今回はちょっとだけ。さっさとゲームを済まし、すぐに床に就きましたが、今夜はなぜか、寝苦しい。
となりのポストマンは、「目が回るんじゃないか?」と心配になるほどに寝返りを打ち、姫は暑い、暑いと呻いてる。空調のよくないホテルは空気も乾燥して実に眠りヅライ。
この晩は皆が入睡に苦労しながら更けてゆきました。
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