闇夜を駆け抜けろ！！

　
　29日の会合は23時ごろに終わりました。
結局、旅行の詳細は全く決まらず、『タコ＆トド結婚報告』、『モーターマン結婚報告』、『姫結婚報告』の発表と共に、いつものマッタリモードに突入。そのままお開きとなりました。
　
　さて、このメンバーの中に、門限までに帰らなければならない者がいます。
　それはタコです。
彼は、会社の寮に住んでいる関係で、24時までに寮に帰らなければならないのです。
　
タコ「くりすちゃんが車で送ってくれれば、（電車のダイヤに縛られず）もう少しいられるんだよな〜。」

　僕はタコのこの言葉によって、彼を寮まで送ることになってしましました。まぁ、僕自身、タコには散々送ってもらっているので、別にいいんですけどね。乗ってきた車が代車であることだけが不安でした。

　店を後にした一行は、O駅でモーターマンと別れ、ポストマンを彼の車が置いてある駐車場へと送った後、タコの寮へと向かいました。このとき、ポストマンが駐車場までの道案内をミスって、5分ほどのタイムロスが生じましたが、これが後になって祟る事になるなんて・・・、このときは想像もできませんでした。

　6人いた一行は4人になりました。運転手の僕、助手席のタコ、後部座席の姫とトド。門限前40分の事です。
　「一般道では間に合わない。外環を使おう。」
タコの案内で外環に乗り、僕は気前良く、自前のハイカ（ハイウェーカード）を使おうとしましたが、料金所で「これは旧式のカードで使えません。」といわれてしまった・・・。
　結局、タコの財布から高速代を出してもらい、一路、Sインターへ！！
このとき、門限まであと30分でした。

タコ「間に合わないかも」
トド「う〜ん、微妙だね」

　高速に乗ってしばらくすると、タコとトドさんがこんな会話をしていました。
　
（間に合わないなら、ゆっくり行こう）

　そう思って、周囲の車の速度に合わせて、高速を走りました。すると・・・、

タコ「もしかしたら間に合うかも」
トド「う〜ん、間に合うかもね」

（間に合う可能性があるんかい！！）
　高速に乗って以来、タコが無口になっていました。門限を破ってしまうことへの不安があったのか、はたまた僕の運転に酔っていたのか・・・。
おそらく、その両方でしょう。
　とにかく、可能な限り安全運転で飛ばすことにしました。（門限まで、あと20分）

　23時50分。
めざすSインターまで来ました。
インターを降りれば7、8分で寮に着く距離だそうです。ギリギリですが、なんとかなるかも。

　運転をしながら感じたのですが、僕は案外運転が荒いのかもしれない。
なぜなら、姫＆トドが、僕の運転を怖いと言う。さらに、「運転すると人が変わるの？」とまで言われてしまった・・・。そんなことはないです！！確かに、気が立っていると運転が荒くなるけど、今日は代車で、慣れないオートマ車だからシフトチェンジの反応が鈍かっただけです・・・。

　さて、寮に着く直前、車の時計が00：01分を示していました。助手席から転がり落ちるように外へ出るタコ、一目散に寮へとかけていきました。とうとう間に合わなかったのか・・・、と思ったその直後、カーラジオから『ポーン』という時報と共に「ジェットストリーム・・・」という声が聞こえてきました。どうやら、時計が進んでいたようです。

　帰りの道中でタコから電話がきました。
門限に間に合い、当直にもとがめられることはなかったようです。
これは何よりでしたが・・・、ポストマンがロスした5分が、こんなにも響くとは思わなかった(苦笑)

　行きと比べると、帰りの行程はずいぶんとのんびりでした。
自販で飲み物を買って、国道でO市に向かい、そのままK市へ・・・。
K市で二人を下ろした後は、30分でT市の我が家に到着。時刻は1時を過ぎていました。

　後で考えるとゾッとすることですが、僕が運転した代車は、『搭乗者保険』には加入していなかったのです。一応、全員にシートベルトをしてもらいましたが、何事も無くてよかった・・・。
　これからは時間に余裕を持って行動したいものです。特に、道に迷って時間をロスすることが無いようにね。