万・億・兆・京・・・、それ以上の単位って?
2002年12月4日先月の新聞に面白い広告が載っていました。
どこかの建設会社の広告だったと思いますが、「マクロにとらえる」という文字と共に、さまざまな「単位」が載っていたのです。
一・十・百・千・万・億・兆・京・垓(がい)・ジョ・穣(じょう)・溝(こう)・澗(かん)・正(せい)・載(さい)・極(ごく)・恒河沙(ごうがしゃ)・阿僧祇(あそうぎ)・那由他(なゆた)・不可思議(ふかしぎ)・無量大数(むりょうたいすう)
(注・『ジョ』は漢字変換不可で『のぎへん』+『予』)
一般的な生活で使う単位は、せいぜい「万」までですよね?「億」や「兆」、「京」までは耳にする機会もあるけど、『恒河沙』、『阿僧祇』なんて「なんのこっちゃ?」の世界です。
しかも、『億』、『兆』などの単位の用い方でもわかるように、単位の前には『一・十・百・千』をつけるので、「百阿僧祇」、「十阿僧祇」なんて、それこそ「天文学的」な数字になってしまいます。
この広告を目にする数日前、ちょうど「宇宙の誕生」の話題に接する機会があり、「10の24乗」などの「天文学的数字」が登場しました。この広告は、よいタイミングで僕の前に現れてくれたのです。
それにしても、これほど大きな単位がいつから存在したのか?
疑問に感じたので調べたところ、これらの単位は『塵劫記(吉田光由)』の中に紹介されているそうで、かなり昔から存在した単位であるようです。
ちなみに、これらの単位がどの程度まで実生活にかかわっているのか?
地球から太陽までの距離を「km」であらわすと、「約1億5千万km」となります(約500光秒)。これを「mm」にすると、「約15兆ミリメートル」となります。
つまり、地球から太陽までの距離を、ミリメートルで表しても、「京」にすら届かないのです。
これらの「大きな単位」の由来には「仏教用語」から引用されたものもあるようで、必ずしも実用を考えていたわけではないのでしょうね・・・。
あぁ、そうそう。
上で例示した計算は、おおよそですからね。
僕は数学も苦手なので、もしかしたら計算が間違っているかもしれないので・・・、その辺はあまり突っつかないでください(笑)
しかしなぁ・・・。
とりあえず、年末ジャンボを買おうかなぁ。
一億円くらい「どかーん」とあたったら、温泉に行けるのになぁ・・・。
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