そこに誰か居るのですか?僕には見えないナニかが見える?
2002年11月14日うちの猫は暖かいところが好きです。
そして時には孤独を愛し、時には孤独を嫌うようです。
僕が部屋で勉強をしているとき、愛猫のレイルズが部屋にやってきて「ストーブをつけろ」と目で訴えてきました。
(やれやれ)
そうつぶやきながらストーブを点け、座椅子をフラットにしてストーブの前にセットすると、レイルズはいそいそと座椅子の上に寝転び、眠りにつきました。
しばらく後にレイルズが目を覚ましましたが、どうも様子がおかしい。
座椅子の上で身構えて、ドアのほうをジッと見ている・・・。
僕が不審に感じて、レイルズに目を向けると、レイルズは黙って僕のほうを見て、再びドアのほうをジッと見つめる・・・その繰り返しでした。
まるで、「ドアのところに誰かが居る」ような、そんな素振りでした。
くりす「どうした?レイル?何か見えるのか?」
ついつい声をかけてしまいましたが、レイルズは何とも鳴かず、僕を見つめ、またドアを見つめ・・・。
しばらくして、レイルズは部屋を出て行き、母が居る二階のリビングへと行ったようです。
さて、僕は気分を変えて再び机に向かいました。が、どうにも気になって、リビングに行きました。するとレイルズは、椅子に座っている母の足の上で丸くなっていました。
(様子が変だったけどなんともなかったのか・・・。)
そう思って再び部屋に戻ろうとしたとき、母が言いました。
母「くりす。レイルズが2階に下りてきた時、ドアのほうを見てブルブル震えてたけど、なにかあったの?まさかいじめたんじゃないでしょうねぇ?」
くりす「・・・・・。そんなことしないよ。何か見えたんじゃないの?」
母の言葉を聞いて、僕は思わず声がこわばってしまいました。恐怖というほどではないけど、なにか得体の知れないモノを感じて・・・。
母「幽霊でも見えるのかしらね(笑)」
母は僕が漠然と感じたことを、言葉にしてくれました。
僕に見えないものを、猫は見ることができるのだろうか?あるいは感じることができるのだろうか・・・。
ちょっと不思議な出来事でした。
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