非常ベルがとまらない!!
2002年4月5日とうとう僕はやってしまいました・・・。
やってはならない致命的なミスを。
いや、「致命的」というか「恥命的」なんですけどね・・・。
例によって、今日のバイトは17時から24時まででした。21時までは2人体制。21時からは研修中の新人さんを含めて3人体制での勤務です。
正直言って、2人体制での勤務は結構大変なんです。僕がバイトをしているコンビにでは、ファーストフードの注文があるので、オーダーが入ると一人はキッチンに入らなければなりません。
その点、3人体制であれば、3人目がたとえ新人さんであっても、かなり楽チン。2人がレジに立ち、もう一人がキッチンに入ればかなり楽に仕事ができます。
が、その油断が今回のミスを生み出した原因の一つだったのでしょう・・・。
店内を観察すると分かることですが、缶ジュースやペットボトルが陳列してある冷蔵庫は、裏に人が入って裏から商品を補充するウォークインになっています。
うちのコンビニは、忙しいときウォークインに入っている人を呼び出すため、ウォークインにはブザーがついています。このブザーは、レジの下にあるボタンを押すと鳴る仕組みになっていて、混雑時は重宝しています。
この日、新人さんに補充を頼み、もう一人がキッチンに入っているときに事件はおきました。
通常、レジを一人で担当しているときは、2つあるレジの1つだけを開放し、もう一つのレジは『となりのレジへお回りください』という表示を掲げて、そのレジの前に人が並ばないようにしておきます。
しかし、3人いるという油断からか、レジを2つとも開放したままにしていました。
すると、当然、使っていないほうのレジにも人が並ぼうとします。
熟練した従業員であれば、レジにお客さんが並び始めた時点で、補充を打ち切ってレジの応援に駆けつけるのですが、あいにく今補充をしているのは新人さん。混雑の雰囲気というか、店内の様子を察知できず、商品の補充に一生懸命とりくんでいます。
さらに、不幸なことに、その新人さんは僕の死角で作業をしているらしく、見当たりません。声を掛けようにも見当たらず、どうやらウォークインに居るらしい・・・。
さぁ、今日の『その時』がやってまいりました・・・・、
僕は、ウォークインにいるであろう新人さんを呼ぶために、力強く「ボタン」を押しました。
「ウォークイン呼び出しブザー」のボタンではなく、警備会社直通の「非常ボタン」を・・・。
数分の間をおいて、事務所から店長が出てきました。
店長「誰か非常ボタンおした?」
くりす「はい・・・、押してしまいました・・。」
誤報であることを警備会社に伝えてもらいましたが、数時間後、警備会社の人が来て、ボタンを押すときに壊れたアクリル板の交換と、通報装置の復旧をしてもらいました。
この後、僕は「緊急時ボタン押し役」という役をオーナーから直々に課せられました。
オーナー曰く、「非常ボタンを押すのは難しいんだよね〜、誰も押したことないし。よし!!くりすさんはこれから「非常ボタン係」な。店に何かあったら、まずくりすさんを呼ぶから、非常ボタンを押してくれ。」
う〜ん。
もう二度と押したくないものです。
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