湯島天神・山頭火!!(完結編)
2002年3月9日(前回までのあらすじ)
「湯島天神」で合格祈願をした「くりす」と、その付き添いの「タコ」。二人は湯島駅から歩いて池袋まで帰ることに。
いい加減お腹も空き、ようやく池袋に着いたのだが・・・。
遠くに見えていたサンシャインがようやく目前に迫ってきました。上に首都高5号線、下は国道254。ようやく「帰ってきた。」というカンジです。
結構歩いたと思っていたのですが、タコは「5キロくらいじゃない?」と言っていました。
くりす「えっ?!そんなもんかなぁ?もっとあるんじゃない?」
タコ「いや、5キロくらいだよ。大体オレがいつも走っているくらいだったもん。」
くりす「!?」
そうなんです。
最近、タコはランニングをしているそうなんです。
僕の中では「運動神経はいいけど万年運動不足」というイメージが定着しているタコだったのに・・・。まるで別人のようだ・・・。
そんな話は置いといて、時刻は14時過ぎ(確かそれくらい)、いい加減かなりの空腹です。
僕とタコは、池袋の「大勝軒」でラーメンを食べることに。
ここでもタコに導かれ、「大勝軒」を探し当てました。しかし・・・・、
ランチピークは過ぎている時間なのに、行列が凄い!だいたい15人〜20人くらいは並んでいたかなぁ。やむを得ず、「大勝軒」は諦め、最近池袋にできたという「山頭火」に向かいました。
「山頭火」。
名前は知っているけど、まさか池袋に出店していたとは思いませんでした・・・。どんなラーメンを出しているのか、大した予備知識は持っていませんでしたが、「きっと美味しいに違いない!」という期待を持って、僕たちはのれんをくぐりました。
「たのもー!」と心の中でつぶやき、店に入ると、以外にもそんなに混んでない・・・。大体7割くらいの入りでした。
タコの話では、山頭火では『豚トロラーメン』が一押しだそうです。
今日はタコに『湯島天神』に付き合ってもらったので、お礼の意味も込めて昼食をご馳走することにしていました。が、しかし・・・、
『豚トロラーメン 1,200円』
(たっ、高い!なんだってこんなに高いんだ!)
僕はなんだか嫌な予感がしました。
それは1,200円という金額。
以前、やはりタコと西武新宿でラーメンを食べたとき、大ハズレだったラーメンと同じ金額だったのです・・・。(マスコミでいまだに大評判)
1,200円という金額に、さすがにタコも遠慮していました。(表情が)
でも、せっかく来たのに、一押しを食べなければ来た意味がない!それに『豚トロ』という文字の誘惑・・・。きっとトロケルほどに美味しいに違いない!僕は「清水の舞台」から飛び降りました。
数分後。出てきたどんぶりを見てびっくり!
(ぐっ、具がない!)
タコも隣で戸惑っている様子。
僕は麺を混ぜて、麺の下に具が隠れていないか探してしまいました。(タコも探したらしい)
しかし、やはり具がない・・・。
(これが豚トロラーメンなのですか・・・。)
僕はその運命を受け入れ、
(きっと、とってもトロケルほど美味しいスープに違いない・・・のかなぁ?)
と、半信半疑で無理やり自分を納得させようとしました。その時・・・、
店員さん「おまたせしましたー!」
具が来ました♪
別のお皿に載って。
な〜んだ、そういう事だったのね・・・。
『麺』と『具』が別々にくるなんて考えてもみませんでした(笑)
たまたま『麺』と『具』の来る時間差が30秒くらいあったので、早合点してしまったのですね。
ちょっと恥ずかしかった・・・。
さて、肝心のお味の方はというと・・・。
今日注文したのは、とんこつスープに塩味の『豚トロ』でした。白濁したスープはそれほど臭みはなかったけど、独特のニオイがありました。
チャーシューはやわらかくって、美味しかったです。
僕はラーメンを食べながら、隣でラーメンを食べるタコの姿をそっと目の端で捉え、様子を伺いました。
うんうん。
僕にはタコの考えがなんとなく分かりました。
きっと僕と同じ考えをしているに違いない・・・。
タコ「外に出てからね。」
隣から自分の様子を伺っている、僕の視線に気がついたためか、タコがそうつぶやきました。
ラーメンを食べ終えた僕たちは、お会計を済ませ、お店を後にしました。
そして、少し歩いてすぐさま、
くりす「どうよ?」
タコ「う〜ん・・・。」
期待していた程の味ではなかったのです。
いや、確かに美味しかったのですが・・・。
途中で飽きちゃったなぁ。
2年前ならもっと美味しく感じたのかもしれない。
食べ物の評価は人それぞれ分かれますからね。
最近「あっさり醤油」を渇望する僕には、それほど感動を呼ばなかったのかもしれない・・・。
「『屯ちん』に行けばよかったね。」
というのが、僕とタコの共通した感想でした。
最近おいしいラーメンにめぐり合っていないなぁ。今度は『ぜんや』に行きたいな。
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